スマホの防水ケースを風呂で使いたい。 ダイソーなど100均で購入できないか?そんな思いで情報を集めていませんか?
湯船に浸かりながらYouTubeを見たり、音楽を聴いたり、料理のレシピを確認したりしたい。
しかし、そのためだけに高価な防水ケースを購入するのは気が引けます。
手頃な価格で手軽に入手できる100円ショップの製品に注目が集まっています。
100円ショップの魅力は、その圧倒的な価格の手頃さとアクセスの良さにあります。
110円から330円程度の価格設定は、万が一使えなくても諦めがつく範囲であり、近くのダイソーやセリア、キャンドゥなどで即座に入手できる利便性も大きな魅力です。
また、うっかり湯船にスマホを落としてしまった場合の備えとしても機能し、まさに「お守り」のような役割を果たします。
スマホ防水ケースは風呂で使える?100均のダイソーやセリアの製品性能
100円ショップのスマホ防水ケース製品の機能
100円ショップでは、湯船でのスマートフォン利用を想定した多様な製品が提供されています。
最も基本的なのはソフトケースで、複数のジッパーやチャックで密閉される柔軟なポーチタイプです。
より堅固なロック式ケースは、より高いレベルの安全性と密閉性を提供します。
壁掛けやスタンドホルダーも人気の選択肢です。
これらはスマートフォンを完全に覆うのではなく、浴室の壁や表面にスマートフォンを保持するために設計されており、磁石や粘着シールを使用して取り付けます。
ハンズフリーでの視聴に最適で、充電も可能な場合があります。
多くの100円ケースには、透明な素材によるタッチ操作とカメラ使用機能が組み込まれています。
- 透明素材によるタッチ/カメラ操作:
ほぼすべての防水ケースが透明フィルムで、タッチ操作・カメラ使用を可能としています。 - ソフトケース・ポーチタイプ/密閉方式:
100円ショップではジッパーやチャックで密閉するソフトケース(ポーチ型)が主流であり、防水クリアケース、二重チャックの製品もあります。 - ロック式ケース:
多くの100円ショップ製品はチャックや圧着式の閉じ口が一般的で、硬い留め金やボタンによる方式は少数です。ただし、カチッと押し込むタイプや、やや堅牢な開閉部を持つ商品も存在します。 - 壁掛け/スタンドホルダー:
磁石や粘着テープで浴室の壁などに取り付けるホルダー/スタンドが、ダイソー・セリアで販売されています。
これらは完全にスマホを覆うものではなく、視聴や操作用に設計されています。 - 充電可能な場合がある:
一部スタンドタイプやホルダータイプでは、充電ケーブルを通す穴や開口部が設けられているケースもあります。 - エアクッションや浮力材の有無:
浮力材・エアクッションを内蔵し「水に浮く」タイプの防水ケースも、ダイソー(220円など)で販売されています。「湯船に落とした時に沈みにくくなる」特徴で、クッション材や空気層がある製品が存在しています。
ただし、本題の防水性能に関しては、IP等級を記載してない製品が多く、慎重に検討された方が良い。
主な100円ショップのスマホ防水ケース製品
ブランド | 製品タイプ/名称 | 主な機能 | 価格 | 互換性/サイズ | IP等級(記載) |
---|---|---|---|---|---|
ダイソー | 防水ソフトケース | タッチ操作、カメラ | 110円 | ケース大きさ縦16cm×幅9.5cm対応 | IP68 |
ダイソー | 水に浮くスマートフォン防水ケース | ロック式密閉、浮遊、IP68 | 220円 | ケース大きさ:縦160mm×幅95mm対応 | IP68 |
セリア | スマホ防水ケース | ロック式密閉、エアバッグ浮遊 | 110円 | 約8×16×1cm | なし(水に浮くこと強調) |
セリア | 磁石でくっつくスマホホルダー | 磁石壁掛け、充電可、防水なし | 110円 | 耐荷重250gまで | なし |
キャンドゥ | スマホ防水ケース | 二重ジッパー、ボタンロック | 110円 | 記載なし | なし |
キャンドゥ | お風呂で使えるスマートフォンケース | シール式壁掛け | 330円 | 内寸約85×181mm | 耐水性高め(PS,PU) |
キャンドゥ | マグネットスマホホルダー | 磁石壁掛け | 110円 | 耐荷重250g | なし |
ワッツ | スマホ2台入る仕切り付防水ケース | 3ジッパー密閉、仕切り、ストラップ | 110円 | 約125×185mm | なし |
ワッツ | 防水クリアケース スマートフォンワイドタイプ | 薄型、ストラップ金具 | 110円 | 縦161×幅81×厚さ11mm | なし |


スマートフォンケースのIPX防水等級の理解
IPXとは
IP(Ingress Protection)コードは、異物や湿気の侵入に対する電気エンクロージャの密閉効果のレベルを定義します。2番目の数字「X」は、防水保護のみレベルを示します。
要するに電気製品の内部に水やホコリがどれだけ入りにくいかを示す基準と考えてください。
IPX等級 | 定義(水の暴露に関して) | 湯船での使用における実用的な意味合い | 100円ショップ製品の一般的な例/主張 |
IPX4 | あらゆる方向からの水しぶきに対する保護 | 熱湯/蒸気/石鹸水でのテストは行われていない。湯船での使用には不十分。 | 一部の簡易ケースで適用される可能性 |
IPX5 | あらゆる方向からの噴流水に対する保護 | 熱湯/蒸気/石鹸水でのテストは行われていない。直接シャワーがかかる状況ではリスクあり。 | 一部の簡易ケースで適用される可能性 |
IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水に対する保護 | 湯船での最低限の推奨レベル 。ただし、熱湯/蒸気/石鹸水は考慮されていない。 | 一部のケースで主張される可能性 |
IPX7 | 一時的な水没に対する保護(水深1mで30分まで) | 熱湯/蒸気/石鹸水でのテストは行われていない。湯船に一時的に落とした場合のリスクは軽減されるが、保証はない。 | 100円ショップ製品でもIPX7相当を謳うものがある |
IPX8 | 指定された条件下での継続的な水没に対する保護 | 熱湯/蒸気/石鹸水でのテストは行われていない。湯船での継続的な水没は推奨されない。 | 一部の100円ケースがIP68を主張 |
記事を読まれている方は、特にこのあたりが不安に感じておられるでしょう。
IPX8とIP68の主な違い
IPX8は防水性能のみに焦点を当てており、防塵性能については評価されていません。
一方、IP68は、最高レベルの防塵性能(6)と、IPX8と同じ最高レベルの防水性能(8)の両方を兼ね備えている、より包括的な保護レベルの表示となります 。
「X」は、防塵性能が評価されていないことを意味します 。つまり、ホコリに対する保護レベルは特に定められていません。
スマホ自体にもIPX防水等級に対応しているものもあり、そういったスマホはケースに入れる事で2重の保護をしているイメージになります。
ただし、何重にも重ねたから絶対大丈夫と言うものではないです。
例えば、Google Pixel 9aやiPhone 16もスペック上対応しています。


風呂での使用に関する重要な注意点
真水が前提: IP等級は通常、室温の「真水」でのテストに基づいています。
お湯、蒸気、石鹸、シャンプー、入浴剤などは考慮されておらず、これらは時間の経過とともに密閉性を損なう可能性があります 。
蒸気と湿度: 直接水に触れなくても、浴室内の高い湿度と蒸気はスマートフォンの内部に悪影響を与える可能性があります 。
100円ショップの主張: 一部の100円ケースは高いIP等級を主張していますが、これらの主張は最小限のテストや理想的な条件に基づいている可能性も考えられます。
価格帯や素材の品質を考慮すると、その長期的な信頼性を期待しすぎない事が重要です。
消費者は100円ショップ製品の「防水」という表示に惹かれますが 、複数の記述では、IP等級が「真水」に基づいていること 、そして100円ケースが「簡易的」 または「完全な防水ではありません」 であると明示されています。
100均のスマホ防水ケースは風呂で使える?リスクと安全対策
スマホ 防水ケース「簡易的」な性質と「自己責任」の側面
多くの100円ケースは、「簡易的」または「完全な防水ではありません」と明示されており、これらが基本的なカジュアルな保護を目的としており、水没を保証するものではないことを示しています。
ユーザーは「あくまでも自己責任で」 使用するよう明示的に警告されている事を理解して使用する必要があります。
風呂でのスマホ防水ケースに関連する潜在的なリスク
最も重大なリスクは感電です。
感電のリスク(最も重要): 湯船で電子機器、特にスマートフォンを使用すること、特に充電中は、深刻で致命的な感電のリスクを伴います。
充電中のスマホが手から滑り落ちて、感電した事例も報告されています。
水の侵入とスマートフォンの損傷: 「防水」と表示されていても、小さな隙間、密閉の不備、または素材の劣化により、ケース内に水が侵入し、スマートフォンを損傷する可能性があります。
大型スマートフォンや既存のカバーとのフィット感の悪さ:「対応サイズぎりぎりの大きなスマホだと、特に気になるかもしれません」 、「スマホカバーや機種によってはフタが閉まりにくいかも」 。
時間の経過とともに、繰り返し使用したり、理想的でない条件下(例:「チャックの開け閉めは要注意です」、「ケースが破れていたり、穴が空いていたりしたら水が入って大変なことになっちゃいます」 )で故障する可能性が高くなります。
暗黙のうちに、わずかな初期費用を節約する代わりに、スマートフォンの損傷、または最悪の場合、人身傷害のリスクが高まるというトレードオフを行っていると理解するべきでしょう。
100均のスマホ防水ケースの安全な代替ソリューション
防水ケースに頼るだけでなく、浴室でのスマートフォンの安全な使用のための代替方法が存在します。
主にハンズフリーでの視聴を求めるユーザーにとって、専用のスマートフォンホルダーはより安全な選択肢です。
これにより、スマホを湯船に落とすリスクを低減できます。
磁石式ホルダーは、日本の浴室の壁に簡単に取り付けられ、位置の調整も容易です。
粘着やシール式の壁掛けホルダーは、磁石が付かない表面にも強力な粘着パッドで取り付けられます。
一般的なスタンドは、湯船の蓋や棚に置いて、スマートフォンを高く保持できます。
これらのホルダーやスタンドの利点は、スマートフォン自体への直接的な水曝露のリスクを軽減し、動画やレシピをハンズフリーで視聴でき、快適な視聴のために角度を調整できることです。
補足・留意点
磁石式ホルダーの注意点
磁石が付かないプラスチックや塗装面には使えず、強力な粘着式や吸盤式のものを選ぶ必要があります 。
粘着式/シール式の欠点
接着力が強力なものもありますが、長期間の使用で剥がれたり、跡が残る恐れがあります。
清掃や高湿度による粘着力の低下にも注意が必要です 。
一般的なスタンド設置
湯船の蓋や棚にただ置くだけのスタンド型は安全性を担保するには不安定な場合があります。
転倒や滑落リスクもあるため、安定性や耐水性をしっかり確認することが重要です。
必須の安全対策:100均だけでなく全てのスマホ防水ケースに!
1)浴室で電子機器を使用する際の最も重要な安全対策は、湯船での充電を絶対に避けることです。
繰り返しにはなりますが、スマートフォン、特に電源に接続されているものが水中に落ちた場合、感電のリスクは深刻で致命的な可能性があります。
2)使用前には必ず、防水ケースに損傷、破れ、穴、密閉の不備がないか徹底的に確認してください。
わずかな欠陥でも水の侵入につながる可能性があります。長時間の水没を避け、特に熱いお湯や石鹸水での継続的または深い水没は、100円ショップ製品には推奨されません。
高湿度、蒸気、石鹸やシャンプーに含まれる化学成分は、時間の経過とともにケースの素材や密閉性を劣化させ、リスクを高める可能性があります。新しいケースや損傷が疑われる場合は、スマートフォンを入れる前に、簡単な防水テストを行うことをお勧めします。
3)スマートフォンが誤って水に濡れた場合は、直ちに電源を切り、水分をすべて拭き取り、取り外し可能な部品を取り外し、完全に乾燥させてください。問題が続く場合は、早めに専門家による修理を検討してください。
「100均のスマホ防水ケースは風呂で使える?」のまとめ
100円ケースは紛れもない利便性と手頃な価格を提供します。
ただ、その固有の限界とリスクを理解することが最も重要です。
それらの「防水」の主張はあくまで「簡易的」であり、熱く、蒸気が多く、石鹸水のある湯船の様々な条件全てを考慮していません。
最も重大なリスクは感電であり、
特に湯船でスマートフォンを充電した場合に発生する可能性があります。
安全対策を施すことで少しでも安全か利用環境が準備できます。
磁石式または粘着式の壁掛けホルダーのような代替ソリューションは、スマートフォンを高く保持し、直接水に触れないようにすることで、ハンズフリーでの視聴に対してより安全なアプローチを提供します。
最終的に、浴室で電子機器を使用することには、保護対策を講じたとしても固有のリスクが伴い、ユーザーが潜在的な損害や傷害の責任を負うことを認識することが重要です。