iPhoneには、液体が侵入したことを示すインジケータが搭載されており、水に触れると赤く変色します。
iPhoneをうっかり水に濡らしてしまったとき、聞いた事がある方なら「水没マークってどこにあるの?」と不安になる方は多いのではないでしょうか。(見た目に異常がなくても、内部に水分が侵入している可能性があります。)
このマークは、確認が難しい場合もあります。
本記事では、iPhoneの水没マークの確認方法や、見えない場合の対処法、水没時の注意点について詳しく解説します。
iPhone水没マーク見えない?どこにある?確認方法と水没時の影響は?
iPhoneの水没マークとは
iPhoneには、水没や液体の侵入を検知するための「液体侵入インジケータ(LCI)」が内蔵されています。
通常は白またはシルバーですが、水に触れると赤く変色し、これがいわゆる「水没マーク」です。
このマークは一度赤くなると元に戻らず、保証や修理、下取り時の重要な判断材料となります。
保証・修理への影響
Appleの製品保証では、液体による損傷は通常、保証対象外とされています。
そのため、水没マークが赤くなっていると、無償修理の対象外となり、有償での本体交換が必要になる場合があります。
また、AppleCare+に加入している場合でも、自己負担金が発生することがあります。
下取りへの影響
下取りにおいても、水没マークが赤くなっているiPhoneは、減額対象となるか、下取り自体が不可となる場合があります。
多くの買取業者では、水没反応がある端末をジャンク品として扱い、通常よりも大幅に査定額が下がることがあります。
一部の業者では、水没マークの有無にかかわらず買取を行っている場合もありますが、事前に確認が必要です。
iPhoneの水没マークの確認方法と場所
1. SIMカードスロット内を確認する
多くのiPhoneモデルでは、SIMカードスロット内に水没マークが設置されています。
SIMトレーを取り出し、内部をライトで照らして確認しましょう。
赤く変色していれば水没の可能性があります。

2. モデル別の水没マークの場所
- iPhone 5以降のモデル:SIMカードスロット内に設置されています。
- iPhone 4s以前のモデル:イヤホンジャックの奥に設置されています。
3. 確認が難しい場合の対処法
水没マークが見えにくい場合は、ライト付きの拡大鏡を使用したり、iPhoneを傾けて光の角度を調整することで確認しやすくなります。
それでも確認できない場合は、専門の修理店に相談することをおすすめします。
iPhone水没マーク見えない?もし水没したらどうする?
水没後「普通に使える」けど大丈夫か?
水没後にiPhoneが普通に使えていても「大丈夫」とは言えません。内部に水分が残っていると、後から故障やトラブルが発生するリスクが非常に高いです。
iPhone水没マークを消す事はできるのか?
水没マークの仕組み
このマークは通常は通常は白色または銀色ですが、水や水を含む液体が直接触れることで赤色またはピンク色に変色します。
変色は不可逆的で、一度赤くなったLCIは乾燥させても元の色には戻らない仕組みです。
その素材の具体的な素材名はApple公式や一般向け情報では明かされていません。
一般的には「感湿紙」や「感湿インジケータテープ」と呼ばれる、化学薬品を含んだ紙やフィルムが使われています。
消す・元に戻す方法は存在しない
一度変色した水没マークを元に戻す方法や、色を消す方法は公式にも非公式にも存在しません。
乾燥させたり、修理業者に依頼してもLCI自体の色は戻らず、交換や修理でもこのインジケータの記録は消えません。
注意点
つまり、Appleの製品保証や下取りへの影響は避けられないと考えた方が良いです。
iPhone水没マークが出た時の対処法
水没マークが赤くなっている場合、以下の対処法を検討してください。
1. 電源を入れない
水没後は、電源を入れることでショートする可能性があるため、電源を入れずにそのままの状態を保ちましょう。
これにより、データの消失や完全な故障につながる恐れがあります。
もし、電源が入っている場合は、すぐに電源を切りましょう。
2. 自然乾燥させる
水分を拭き取り、SIMカードを抜いた後、iPhoneを風通しの良い場所で自然乾燥させます。
ドライヤーなどの熱風は内部の部品を傷める可能性があるため避けてください。
3. 修理店に相談する
水没による故障はAppleの保証対象外となる場合が多いため、データのバックアップや復旧を希望する場合は、信頼できる修理店に相談することをおすすめします。
iPhoneはお金を出せば、手に入りますが、自分のデータは戻ってきません。
iPhone水没マーク見えない?のまとめ
iPhoneの水没マークは、SIMカードスロット内やイヤホンジャックの奥に設置されており、水没の有無を判断する重要な指標です。
見えにくい場合は、ライトや拡大鏡を使用して確認し、それでも難しい場合は専門の修理店に相談しましょう。
水没が疑われる場合は、電源を入れずに自然乾燥させ、早めに対処することが大切です。