iPhoneで非通知拒否できない?その原因とキャリア別対応方法

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iPhoneで非通知拒否できない? その原因と キャリア別対応方法

iPhoneで非通知拒否ができないとお困りではありませんか?

「ナンバーブロック非通知登録できない」や「iphone 非通知拒否できない」といった悩みは、多くのiPhoneユーザーが抱える問題です。

非通知拒否機能は、迷惑電話やスパムコールから身を守る重要な機能ですが、正しく設定されていないと期待通りに動作しません。

特に最近では、非通知でかかってくる迷惑電話が増加しており、この機能の重要性は高まっています。

この記事では、iPhoneで非通知拒否を設定する方法と、できない場合の対処法を詳しく解説します。

非通知拒否機能を正常に利用できるようになり、安心してiPhoneを使用できるようになります。

目次

iPhoneでの非通知拒否設定の基本

「iPhoneで非通知拒否できない」「ナンバーブロックで非通知登録できない」といった悩みを持つ方は多いですが、iPhone本体のみで非通知番号だけを選択的に着信拒否する標準機能はありません。

iPhone標準機能でできること

「不明な発信者を消音」機能
iOS 13以降、iPhoneには「不明な発信者を消音」という機能が搭載されています。

この機能をオンにすると、連絡先未登録・一度もやり取りしたことがない番号・非通知番号などからの着信が自動的に消音され、留守番電話に転送されます。

着信履歴には残りますが、着信音やバイブは鳴りません。

設定方法

  • 設定アプリを開く
  • 「電話」をタップ
  • 「不明な発信者を消音」をオンにする

※この機能は「非通知番号だけ」を拒否するものではなく、連絡先未登録の番号全体が対象です。

キャリア(通信会社)の非通知拒否サービスを利用

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天などの主要キャリアは、非通知番号からの着信をネットワーク側で拒否するサービスを提供しています。

サービス名や申し込み方法はキャリアによって異なりますが、iPhone本体の設定とは別に、キャリアの公式アプリやWebサイトから申込・設定が必要です。

キャリアサービス名設定方法
ドコモ非通知着信拒否サービスMy docomo等から申込
au発信者番号通知リクエストMy au等から申込
ソフトバンクナンバーブロックMy SoftBank等から申込
楽天モバイル

キャリアサービスを有効にすると、非通知番号からの着信は発信者側に「番号を通知しておかけ直しください」等のアナウンスが流れ、着信自体が発生しません。

iphone 非通知拒否 相手にはどう聞こえる(キャリア別)

iPhoneで「非通知拒否(=番号非通知の着信を拒否する)」を設定している場合、相手(発信者)には各キャリアで以下のように案内が流れます。

【ドコモ】

非通知でかけた相手に流れるメッセージ:

「この電話はおつなぎできません。発信者番号を通知しておかけ直しください。」

【au(KDDI)】

非通知でかけた相手に流れるメッセージ:

「お客さまの電話からはおつなぎできません。電話番号を通知しておかけ直しください。」

【ソフトバンク】

非通知でかけた相手に流れるメッセージ:

「発信者番号を通知しておかけ直しください。」

iPhone非通知拒否できない原因と解決法

原因1:キャリア設定の問題

非通知拒否機能が正常に動作しない最も一般的な原因は、キャリア側の非通知拒否サービスが有効になっていないことです。

日本の主要キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)では、非通知拒否サービスを提供していますが、このサービスは自動的に有効になるわけではありません。

ユーザーが自ら申し込み、有効化する必要があります。

各キャリアによって申し込み方法やサービス名が異なるため、自分の契約キャリアに合わせた手続きが必要です。

まず自分の契約キャリアを確認し、そのキャリアの公式アプリやウェブサイトから非通知拒否サービスを申し込む必要があります。

申し込み後、サービスが有効になるまでに時間がかかる場合があるため、設定後すぐに効果が現れない場合は、しばらく待ってから再度確認してください。

原因2:iPhone設定の不備?よくある誤解と注意点

iPhone本体の「不明な発信者を消音」は、非通知番号だけでなく、連絡先未登録の番号全体が対象です。

非通知番号だけを拒否したい場合は、必ずキャリアのサービスを利用してください。

原因3:iOSバージョンの問題

iOS 13以降で「不明な発信者を消音」機能が利用可能になりました。

この機能は、連絡先未登録・一度もやり取りしたことがない番号・非通知番号などからの着信を自動的に消音し、留守番電話に転送します。

着信履歴には残りますが、着信音や通知は鳴りません。

iOS 13未満では、この機能自体が存在しません。

iOSのバージョンが古い場合、「不明な発信者を消音」機能が使えないため、迷惑電話や非通知番号からの着信音を自動で消すことができません。

古いiOSでは、非通知着信の拒否や消音はキャリアサービスやサードパーティアプリに頼る必要があります。

iOS 13以降の注意点

  • この機能は「非通知番号だけ」ではなく、連絡先未登録や過去にやり取りのない番号も消音対象となるため、重要な連絡を見逃すリスクがあります。
  • 緊急電話をかけた場合、その後24時間は「不明な発信者を消音」が一時的に無効化され、すべての着信が通常通り受信されます。
  • 最新のiOSにアップデートすることで、「不明な発信者を消音」などの迷惑電話対策機能が利用できるようになります。

キャリア別の非通知拒否設定

ドコモのiPhone非通知着信拒否設定

ドコモiPhoneで非通知着信を拒否する方法について詳しく説明します。

ドコモでは「番号通知お願いサービス」を提供しており、このサービスを利用することで非通知電話を自動的に拒否できます。このサービスは無料で、申し込みも不要です。

設定方法

  • ドコモの携帯電話から「148」に発信します。
  • 音声ガイダンスに従い「1」を押すと、サービスが有効になります。

※設定が完了すると、非通知でかかってきた電話には「番号を通知しておかけ直しください」というガイダンスが流れ、自動的に通話が終了します。着信履歴は残りません。

iPhone本体側の設定について
iPhone本体には「不明な発信者を消音」機能がありますが、これは連絡先未登録や非通知番号からの着信音を消音するだけで、着信自体は残ります(着信履歴や留守電通知は残る)。

設定方法:

  • 「設定」アプリ →「電話」→「不明な発信者を消音」をオンにする。

注意点

  • ドコモの「番号通知お願いサービス」を利用する場合、アプリやWebでの申し込み・設定は不要です。
  • iPhoneの「着信拒否と識別」画面に「非通知設定」という項目はありません。「不明な発信者を消音」機能を利用してください。
  • サービス開始までに時間がかかることはなく、設定後すぐに有効になります。

ソフトバンクでiPhone非通知着信拒否設定

iPhone 非通知 着信拒否 ソフトバンクの場合の設定方法について説明します。

ソフトバンクでは「ナンバーブロック」(月額110円)のオプションサービスを利用することで、非通知を含む迷惑電話(最大30件まで)を着信拒否できます。

設定方法:

このサービスはMy SoftBankから申し込みが必要です。

「iPhone基本パック」等に加入している場合は無料で利用できます。

申し込み後、My SoftBankまたは「144」への発信で設定を行います。

設定が反映されない場合や契約内容による利用可否について、ナンバーブロックの利用可否や設定方法が不明な場合は、ソフトバンクのサポートに問い合わせてください。

契約内容によってはオプションサービスが利用できない場合もあります。

ちなみに、解除方法のご説明します。

ソフトバンクの「ナンバーブロック」サービスで設定した非通知着信拒否の解除方法

ソフトバンクの「ナンバーブロック」サービスで設定した非通知着信拒否の解除方法は以下の通りです。

My SoftBankから解除する方法

  • ソフトバンク回線のスマートフォンでMy SoftBankにログイン
  • 「サービス・端末設定」→「ナンバーブロック」の「設定する」を選択
  • 登録している拒否番号一覧が表示されるので、解除したい番号の「削除」をタップ
  • 一括で全て解除したい場合は「全て削除する」を選択
  • 内容を確認して「削除する」をタップし、解除完了の表示を確認

専用ダイヤル「144」から解除する方法

  • 携帯電話から「144」に発信
  • ガイダンスに従い、以下の操作を行う

auのiPhone非通知 着信拒否設定

au iPhoneで非通知着信を拒否する方法は、主に以下の2つです。

auの「番号通知リクエストサービス」を利用する方法

設定方法:

iPhoneの電話アプリから「1481」に発信するだけで設定完了です。

これにより、非通知でかかってきた電話は自動的にガイダンスが流れ、着信しなくなります。

このサービスは無料で、申し込みも不要です。

設定解除は「1480」に発信します。

注意:公衆電話や一部の国際電話など、番号が通知されない電話は着信される場合があります。

楽天モバイルのiPhone非通知 着信拒否設定

楽天モバイルの「楽天リンク(Rakuten Link)」アプリには、着信拒否機能はありません。

そのため、楽天リンクで着信拒否をしたい場合、以下の方法で対応する必要があります。

楽天リンクで着信拒否をする方法(代替手段)

iPhoneの場合

• 「設定」アプリ→「電話」→「着信拒否設定」から、着信拒否したい番号を追加。
• 通話履歴や連絡先からも「この発信者を着信拒否」で設定可能。

注意点
• 楽天リンクにログイン中は、端末側の着信拒否設定が効かないため、必ずログアウトしてから標準電話アプリで着信拒否を行ってください。
• iPhoneの場合、相手も楽天リンクを利用していると着信拒否が効かないことがあります。

Androidの場合

1. 楽天リンクからログアウトする
楽天リンクにログインしていると、着信がすべて楽天リンクアプリで受信されるため、端末の着信拒否設定が効きません。

2. 標準の電話アプリで着信拒否設定を行う

  • 電話アプリを開く
  • 通話履歴から拒否したい番号を長押し
  • 「ブロック」や「迷惑電話として報告」を選択
  • または、設定メニューから「ブロック中の電話番号」に番号を追加

迷惑電話・SMS対策
•2024年7月から、楽天モバイルは「迷惑電話・SMS対策 by Whoscall」などの自動検知サービスも提供しています。

これにより、迷惑電話やSMSの自動検知・拒否も可能です。

他のキャリアとの主な違い

スクロールできます
機能迷惑電話・SMS対策 by Whoscall(楽天モバイル)他キャリアの標準拒否機能
迷惑電話の自動検知・拒否〇(データベースで自動判別・拒否)△(番号単位での手動登録が主)
知らない番号の発信者情報表示〇(企業名や警告を自動表示)×(標準では非対応)
SMSの危険判定・自動振り分け〇(キーワード・URL判定で自動振り分け)△(一部キャリアは迷惑SMS自動拒否)
個人情報漏洩チェック〇(アプリ内で対応)×(標準では非対応)
OS標準電話アプリ対応

非通知拒否できない場合のトラブルシューティング

iPhone 「不明な発信者を消音」機能が使えない場合

  • iOSのバージョン確認
    iOS13以降で「不明な発信者を消音」が利用可能です。古いOSだとこの項目がないことがあります。→ iOSのソフトウェアアップデートを実施してください  。
  • 設定が消えている場合
    110/119など緊急通報後24時間、“消音”設定が一時的にリセットされる仕様があります ()。

正しく設定しているか再確認

以下の確認を行なってみてください。

設定電話不明な発信者を消音をオン

挙動の確認:非通知や連絡先未登録番号からの着信は消音&留守電へ転送、通話履歴に残る  。

注意点:

非通知”非表示”まではできず、あくまで「消音」であり、相手は留守電に回されます  。

連絡先に登録していない重要な連絡(病院、配送業者など)も消音される恐れがあります  。

「非通知拒否」と「消音」の違い

前述したようにキャリアごとのサービスにて設定や解除ができます。

iPhone:「消音」  

  • 通話は届くが鳴らない、履歴に残る、留守電に転送  
  • 全て連絡先未登録相手にも作用 

キャリア:「拒否」

◆ 非通知発信者に「番号付きでかけ直して下さい」のアナウンスを流し、電話を切断  

よくある質問(FAQ)

非通知設定をしているのにiPhoneに非通知の電話がかかってくる場合の対処法

いくつかの原因が考えられます。

まず、キャリアの「非通知拒否サービス」が有効になっているか確認してください。

キャリアごとのアプリやサポートページでサービス状況を確認し、有効でない場合は申し込み手続きを行ってください。

次に、iPhone本体の設定を確認してください。

「設定」アプリを開き、「電話」→「不明な発信者を消音」の項目で、設定が正しくオンになっているか確認します。

うまく動作していない場合は、一度オフにしてから再度オンに切り替えてみてください。

設定が正しく行われているにもかかわらず非通知の電話が届く場合は、キャリアのサポートに相談するのが確実です。

契約内容によっては非通知拒否サービスが利用できないこともあるため、事前の確認が大切です。

非通知でワン切りが届くiPhoneへの対策について

非通知によるワン切り電話は、一度だけ電話をかけてすぐに切る迷惑行為で、非通知設定をすり抜けて届くことがあります。以下の対策を講じることで防止が可能です。

まず、iPhoneの「不明な発信者を消音」機能を有効にすることで、非通知だけでなく、連絡先に登録されていない番号からの着信も自動的に無音化できます。これにより、ワン切りによる通知音や振動のストレスを軽減できます。

さらに、キャリアの非通知拒否サービスを併用することで、より強力な対策となります。

加えて、サードパーティ製の迷惑電話ブロックアプリを活用することも効果的です。これらのアプリは機械学習機能を使って、ワン切りや迷惑電話を自動的に検出・拒否できます。過去の迷惑電話データをもとにしたフィルタリング精度も年々向上しています。

機種変更後に非通知拒否設定が消えてしまった場合の対処法

iPhoneを機種変更した後に、非通知拒否設定が初期状態に戻ってしまうことがあります。以下の手順で再設定を行ってください。

  1. iPhone本体の設定を確認 「設定」アプリを開き、「電話」→「不明な発信者を消音」の設定を再度オンにしてください。機種変更後は、この設定が初期化されていることがあります。
  2. キャリア設定の確認 キャリアアプリやサポートサイトで、非通知拒否サービスが有効かを再度確認しましょう。必要に応じて再申し込みを行ってください。
  3. データ移行状況の確認 旧端末からのデータ移行が正しく行われていない場合、一部の設定が移行されていない可能性があります。特に、「着信拒否リスト」や「不明な発信者を消音」の設定は手動で再設定が必要になることがあります。

「iPhoneで非通知拒否できない?」のまとめ

iPhoneで非通知拒否ができない問題は、キャリアサービスの利用iPhoneの設定を正しく行うことで、しっかり対処できます。

特に、iPhone本体の「不明な発信者を消音」機能は万能ではなく、非通知番号だけを拒否したい場合はキャリアのサービスが必須です。

ドコモ・au・ソフトバンクでは、無料または有料の非通知拒否サービスを提供しており、申し込みや設定が必要な場合があります

例にあげてない一部キャリアでは対応が異なるため、事前確認が重要です。

また、iOSのバージョンによって機能が異なるため、常に最新のiOSにアップデートすることも重要です。

特にiOS13以降に搭載された「不明な発信者を消音」は、非通知以外の未登録番号も含めた対策となる点に注意が必要です。

成功のポイント

  • キャリアの非通知拒否サービスを有効化
    各キャリアのサービスを確認し、必要に応じて申し込み・設定を行いましょう。
  • iPhone本体の設定を確認
    「設定」→「電話」→「不明な発信者を消音」がオンになっているか確認してください。
  • OSバージョンを最新に保つ
    iOSのバージョンが古いと機能が使えないため、アップデートを行いましょう。
  • 機種変更後は再設定が必要
    機種変更後はキャリア・本体の設定が初期化されていることがあるため、再設定が必要です。
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